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殺したいほど愛してる

汗で湿った髪に指を差し込むと、すりよってきて満足げな笑みを浮かべた。
外ではどうだか知らないが、俺の横にいる彼は安心しきっているようだ。
ぐっすりと、爪を折られたように眠っている。

ふと思い立って、殺気を放ってみる。
長らく実戦の場から離れていた俺だ。
放つ殺気は鈍磨している。
しかし、殺気は殺気。
彼は気づかなければならなかった。
だが、気づかない。

俺はちょうどいいと思い、殺気を研ぎ始めた。
キリキリと磨き、光らせる。
黒光りした刃が彼を狙う。
そう、この感じ。
戦いの場の空気を思い出せ。

どんどん、どんどん殺気を磨く。
太く冷たく実体化するように、濃く。

それでも彼は気づかない。

俺はいよいよ自分の放つ殺気に酔い始めた。
ああ、きもちいい。
俺の殺気と目覚めない彼。
なんと居心地の良い空間。
気の遠くなるような思いの中で、黒い影が彼を襲う幻影を見た。

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佐久 | 男男 | 00:14 | comments(0) | - | pookmark |
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